鉄冠は、キリスト教西方の全歴史の中で最も重要な物の一つであり、聖釘の遺物として崇拝されている。多くの戴冠式がこの貴重な冠で行われたと言われている。この金属製の輪は、キリストの磔刑に使われた釘の一つで、326年に聖ヘレナによって発見され、彼女の息子であるコンスタンティヌス帝の髪飾りに挿入されたと古くから信じられているものである。この釘は、モンツァ大聖堂のテオドリンダ礼拝堂に保存されており、1444年から1446年にかけてザヴァッタリによって、後期ゴシック絵画の傑作であるロングバードの女王の物語を描いた見事なフレスコ画が描かれている。589年にロンゴバルド家の王と結婚したバイエルンのカトリック信者の王女テオドリンダ(570-627)の姿は魅力に満ちており、街の建設やモンツァ大聖堂は彼女によるものである。