塔の2階にあるフレスコ画に描かれている8人の修道女のうち3人の顔が欠けているのは、3人が修道院を脱走したため描かれなかったと言われている。今は精霊となったこの修道女たちは、今もトルバの谷をさまよい、フレスコ画の中に戻って安らぎを得ようとする。それが成功して初めて、この3つの顔の人相がわかるのである。
また、1340年頃、修道院を襲った嵐で大木が根こそぎになり、その根からロンゴバルド王ガルダノ・ダ・トルバの大理石の墓が出たという伝説もある。その頭には3つの宝石で飾られた黄金の王冠が輝き、左手には黄金の球を握りしめ、脇にはリーノワの王子トリスタンがアイルランドのモロルドを殺した剣が握られていた。