プイグ・デ・モリンスのネクロポリスは、イビサ島で最も重要な考古学的遺跡のひとつであり、地中海で最大の古代埋葬地のひとつでもあります。20万平方メートルを超えるこの遺跡は、イビサ島の旧市街から歩いてすぐ、イビサ考古学博物館の近くに位置しています。このネクロポリスは、フェニキア時代とローマ時代のもので、3,000基以上の岩窟墓があります。ネクロポリスは、紀元前7世紀から紀元後5世紀まで島に住んでいたフェニキア人とローマ人のコミュニティのための埋葬地でした。ネクロポリスは、1907年、イビサ島の旧市街に近い地域が、新しい建物を建てるために取り壊された際に、偶然発見されました。長年にわたり、数多くの考古学的発掘調査が行われ、多くの墓やオブジェ、遺物が発見されました。ネクロポリスで最も重要な墓は、紀元2世紀に作られたポンペヤの墓です。この岩窟墓には、亡くなった人の名前と社会的地位が刻まれています。また、この墓には、故人の身の回りのものが保管されていたニッチもあります。ネクロポリスには骨壺もあり、装飾された骨壺が多数発見されました。これらの骨壷は、テラコッタや石で作られ、故人の遺灰を保管するために使用されていました。敷地内にあるイビサ考古学博物館には、ネクロポリスの発掘調査で発見された遺物の膨大なコレクションが展示されています。展示品の中には、陶磁器、コイン、宝石、彫刻などがあります。Puig des Molinsのネクロポリスは、1999年にユネスコの世界遺産に登録されました。現在、この遺跡は一般公開されており、イビサ島に住んでいた古代文明の歴史と文化を知る機会を提供しています。つまり、プイグ・デ・モリンスのネクロポリスは、イビサ島に住んでいたフェニキア文明とローマ文明の貴重な証拠を提供する、歴史的・文化的に重要な遺跡なのです。