レバノン北部に位置するトリポリのラチッド・カラミ国際博覧会は、トリポリ旧市街とアル・ミナ港の間にある70ヘクタールの敷地に、1962年にブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤーが設計しました。見本市のメインビルは、750メートル×70メートルの巨大なブーメラン型の屋根付きパビリオンで構成されており、各国が展示会を設置できる柔軟なスペースとなっています。この見本市は、1960年代のレバノンの近代化政策の旗艦プロジェクトでした。建築家オスカー・ニーマイヤーとレバノンの技術者との緊密な連携により、異大陸交流の顕著な例となりました。規模や形式表現の豊かさにおいて、アラブ近東における20世紀近代建築の代表的な作品の一つである。